STEP 3

🏢 失業保険(基本手当)の申請方法

退職後にハローワークで申請できる給付金。精神疾患がある方向けの
「就職困難者認定」で最大360日の給付が受けられます。

失業保険(基本手当)とは

失業保険(正式名称:雇用保険の基本手当)は、退職後に就職活動をしている方をサポートするための給付金です。 受給には「就労の意思と能力がある」ことが条件となります。

💰
支給額
賃金日額の
50〜80%
📅
給付日数
最大360日
(就職困難者)
📋
申請先
ハローワーク
⚠️
傷病手当金との同時受給はできません。 病気療養中(傷病手当金受給中)は失業保険の「受給期間延長申請」を行い、回復後に失業保険を受け取るのが基本の流れです。
申請の流れ
🏢 失業保険 申請の流れ
1

離職票が届いたらハローワークへ

退職後10〜14日で離職票が届きます。住所地のハローワークで求職申し込みを行います。

📁 持参するもの:離職票(1・2)、雇用保険被保険者証、マイナンバーカードまたは身分証、写真(縦3cm×横2.5cm)2枚、印鑑、振込先の通帳
2

受給資格の確認・特定認定の申し出

窓口で退職理由や状況を確認されます。病気退職の場合は「特定理由離職者・就職困難者に該当するか確認したい」と伝えましょう。

💬 「病気でやむを得ず退職しました。特定理由離職者・就職困難者に該当するか確認したいのですが、手続きを教えていただけますか?」
3

雇用保険説明会に参加する

ハローワークが指定した日時に参加します。失業保険の制度説明・今後の手続きの案内があります。

4

4週間ごとに認定を受ける

ハローワーク指定の「認定日」(28日ごと)に来所し、失業認定を受けます。求職活動実績が必要です。

給付日数の一覧
区分 給付日数 給付制限 特徴
一般受給者(自己都合) 90〜150日 1ヶ月 勤続年数で変動
特定受給資格者(会社都合) 90〜330日 なし 解雇・倒産など
特定理由離職者(病気退職等) 90〜240日 なし 病気・ケガによる退職
就職困難者(精神疾患等) 150〜360日 最長 なし 精神疾患・障害のある方
ℹ️
給付日数は年齢・雇用保険加入期間・退職理由によって変わります。就職困難者認定を受けると大幅に延長されます。
就職困難者認定:最大360日を狙う
♿ 就職困難者認定とは

精神疾患・身体障害などがある方が「就職困難者」として認定されると、給付日数が最大360日に延長されます。うつ病に限らず、適応障害なども対象です。

1

ハローワーク窓口で申し出る

💬 「精神疾患(うつ病/適応障害)で退職しましたが、主治医からはもう働いて良いと言われています。給付日数が延びる制度があると聞いたのですが、手続きに必要な書類をいただけますか?」
2

就労可否証明書を受け取る

ハローワークから「就労可否証明書」の書式を受け取ります。

3

医師に記入してもらう

かかりつけ医に証明書を書いてもらいます。

📝 重要:「週20時間以上なら働ける状態に回復した」という内容が必要です。これがないと失業保険の受給要件(就労の意思と能力)を満たさないため申請できません。
うつ病に限らず、適応障害など精神疾患全般が対象です。ICDコード付きの診断書があれば対象になる可能性があります。
病気療養中:受給期間延長申請
⏸ 受給期間延長申請とは

傷病手当金を受給中で就職活動できない状態のとき、失業保険の受給期間を延長できる制度です。 延長しないまま放置すると、受給期間(原則1年)が過ぎてから回復しても失業保険を受け取れなくなります。

延長申請のポイント
  • 申請できる期間:退職日の翌日から30日を経過した日以降
  • 延長できる最長期間:最大4年間(本来の受給期間1年+延長3年)
  • 申請先:住所地のハローワーク
  • 必要書類:離職票、医師の診断書、延長申請書
よくある質問
Q
就労可否証明書にうつ病と書いてもらう必要がありますか?
うつ病と記載される必要はありません。適応障害など精神疾患と診断されていれば就職困難者認定の対象になる可能性があります。医師の診断に基づいて記載されるものなので、診断名を変えてもらうよう依頼することはできません。
Q
失業保険の受給中にアルバイトはできますか?
条件付きで可能です。認定日に申告することが必要で、週20時間以上・31日以上の雇用見込みがある場合は「就職」とみなされ受給が終了する場合があります。
短時間のアルバイトは認定日に申告すれば収入に応じて減額されながら継続受給できます。必ずハローワークに事前確認しましょう。
Q
失業保険と職業訓練受講給付金の違いは何ですか?
失業保険(基本手当):雇用保険に加入していた方が再就職までの生活を支える給付金。
職業訓練受講給付金:失業保険を受給できない方が、ハローワーク指定の訓練を受けながら月約10万円を受け取れる制度。

失業保険が受給できる方は職業訓練受講給付金の対象外です。なお、職業訓練を受講しながら転職活動を進めることも可能です。
Q
自己都合退職でも給付制限なしになれますか?
はい、可能です。病気・ケガが原因の「やむを得ない退職」は「特定理由離職者」に該当し、給付制限(1ヶ月)が免除されます。ハローワーク窓口で「病気によるやむを得ない退職である」ことを申告し、必要に応じて診断書を提出しましょう。

次のステップへ

失業保険の受給期間中に、転職活動の準備を始めましょう。

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